<ハカラメ栽培方法>

                                                                                                                                                    010220更新
浜松のダイビングショップ・テリーズの我妻亨さんから
ハカラメを栽培する方法をお聞きしました。
みやげ物でもって帰った人に参考になれば幸いです。



お土産に、葉っぱを持って帰る人のために
 ハカラメそのものは多肉植物なので土には植えません。
島から葉っぱを持って帰ったら、壁に画鋲で留めるか、浅いお皿に置いて、
日当たりのいいところで時々、霧吹きで水をかけてやります。
この時々が重要なようです。あげ過ぎてもだめです。
そして、根がでてきてもそのままにしておいてください。

小さな芽が出てきたら、サボテン用の砂(ガーデニング用品)にその辺の土を少し混ぜたもの
(比率はあまり関係ないみたいです。水はけの問題なので)に乗せておきます。
花を咲かせることを考えないならこのままで問題なく成長します。
(内地の冬は葉っぱからやるのは難しい。)
日当たりのいい、なるべく風のないところに置いておくと、いつのまにか伸び始めます。
そのとき、あまり群生させないほうが良いようです。
群生させると、茎が伸びずすごいことになります。
ある程度隙間を作って、植えてやると特に問題なく伸び始めます。
島に比べると、多少小ぶりですが、十分ハカラメになります。


 花の咲く条件としては、ある程度寒い環境に短い時間置かれること。
それと、乾燥していることが必要なようです。
僕個人の感覚では、枯れるくらい過酷な条件になったとき、花が咲くようです。
(内地では)というのも、花が咲いたあとの茎は、すべて枯れました。
内地の環境に順応したハカラメは、葉の色が刻々と変化します。
面白いことに、紅葉(葉が真っ赤になる)すると花が咲くようです。
もちろん、緑が濃くなったり、黄緑になったりします。

 
今、最低気温が0℃近くなるので、完全に室内に置いています。
霜には弱いです。霜さえ降りなければ室外でも良いみたいです。

 肥料は、気がついたらサボテン用の液肥を置いています。あげすぎると枯れます。
 沖縄からのハカラメと、父島からのハカラメでは、芽の出方が違います。

ハカラメ


資料提供 ダイブテリーズ 我妻亨さん

マルベリーの補足:
ハカラメは長短日植物なので、花を咲かせるには日照条件も重要である。
一定期間の長日(日照11時間以上)のあと、短日(日照時間13時間以下)
が与えられると花をつける。
終始12時間前後の日照なら花をつける。